2013年4月20日土曜日

コチドリ Charadrius dubius

 本県では夏鳥として渡来するが、越冬する個体もあり、県内の河川では少数であるが一年中見られる。繁殖は主に各地の河川で行われるが、海岸の砂地や畑、造成地などでも確認されている。繁殖地はイカルチドリよりは下流域で行うことが多く、コアジサシのコロニー内に産卵することも多い。繁殖は砂礫地や砂地で行われるが、イカルチドリなどとは異なり、造成地の石の間などでも繁殖することがある。河川の治水対策やレクリエーション利用によって繁殖環境は悪化の傾向にある。
(日本野鳥の会神奈川支部編 神奈川の鳥2001-05より)



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