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2014年3月24日月曜日

アトリ Fringilla montifringilla

 本県には冬鳥として渡来する。丹沢山地周辺や横浜市内の自然公園から三浦半島にかけての観察記録が多く、午前中の観察例が多い。数羽から50羽程度の群れで観察されており、カワラヒワ、カラ類、ホオジロ類との混群で見られることもある。多いときには2万羽以上の群れが観察されたこともあり、年によっての渡来数の変動が多い。
 樹上で、ブナ、スギ、アカマツ、クロマツ、フサザクラ、ハゼ等の種子を食べるが、ハマダイコンの種子や昆虫の幼虫を食べた観察例も報告された。飛ぶときにキョキョやジュイーンジュイーン、ビュイーンなどと鳴く。

2014年2月22日土曜日

マヒワ Carduelis spinus

 本県には冬鳥として10月に渡来し、4月に繁殖地へ移動する。丹沢、箱根、川崎市、横浜市、相模原市、鎌倉市、逗子市、藤沢市、南足柄市など各地で観察されている。
 秋冬はオオバヤシャブシ、ヤマハンノキ、アキニレ、ハンノキ、ヤシャブシ、カラスザンショウ、スギなどの木の実、春はクヌギ、イヌシデ、キブシの花芽、クヌギ、ケヤキ、コナラ、ヤマグワの花穂、コナラ、ケヤキの新芽、ナタネの実などを採食する。
 大きな群れで行動することが多く、チュインチュインという地鳴きが賑やかに聞かれる。

2014年2月10日月曜日

イカル Coccothraustes personatus


 本県では留鳥として主に落葉広葉樹林の都市公園、丘陵地、山地などに生息している。津久井湖城山公園のように一年を通して記録のある場所は少なく、繁殖期のみ記録があって秋から春には記録の無いところ、逆に越冬期のみ記録のあるところもある。
 ムクドリ大の灰色の鳥で、頭部が黒く、嘴が黄色で太く目立つ。数羽から数十派の群れで樹の梢や地上で採食しているのが観察される。採食物は木の実、草の実、ケヤキの新芽、ヤマザクラの花芽など。採食方法は、エノキなどの堅い殻を太い嘴でパチンと割って食べる。樹冠部にとまってキーコーキーとよく通る声で囀る。

2014年1月13日月曜日

ウソ Pyrrhula pyrrhula

 本県には冬鳥として11月に渡来し、4月に繁殖地へ渡る。平地、川原、畑から山地などに生息している。
 採食物はサクラの芽、蕾、フサザクラ、ウメ、クヌギ、キブシの芽、エゴマ、カナムグラ、イノコヅチ、カラムシ、コアカソ、タマアジサイ、ガクアジサイ、マルバウツギ、ムラサキシキブ、スイカズラの実が観察されている。
 地鳴きはフィフィ、ヒィフ、フィーフィーと鳴く。囀りはフョーフィフィと鳴き、地鳴きに似ている。
 2006年と2012年の冬はウソの渡来数が多く、各地の都市公園や住宅地の小さな公園でも観察された。
 亜種のアカウソPyrrhula pyrrhula rosacceaは、ウスリーやサハリンで繁殖した個体である。

2014年1月9日木曜日

ベニマシコ Uragus sibiricus




 本県には冬鳥として11月に渡来し、4月に繁殖地へ移動する。ヨシやススキの生える河原で多く観察されている。
 採食は、オオブタクサ、カラムシ、スイカズラ、セイタカアワダチソウ、ハコベ、ヒカゲイノコズチなどの草の実、ウツギ、フサザクラ、マメガキ、ヤシャブシなどの木の実やヤナギの新芽、ヨシの茎を突いて虫を食べたという採食例がある。
 大きい群れは造らず、多くて10羽程度である。地鳴きはフィーフィー、フィホッ、フィホッと聞こえる。

2013年11月16日土曜日

シメ Coccothraustes coccothraustes



 冬鳥として渡来し、スズメよりも大きい。 堅い実を割って食べるため、太い嘴を持つ。体型は小太りで尾は短めで地味な色の鳥。本県では低山から市街地で普通に見られ、渡去時期には嘴は肉色から鉛色に変化する。落葉樹林に多く見られ、カエデ、イヌシデ、エノキ、カラスザンショウ、ミズキ、ケヤキ等の実を食べる。また、サクラ、クヌギ、コナラ等の蕾や新芽、花等も食べる。ソメイヨシノの葉や青虫を捕食した例や餌台にもやって来てヒマワリの種子などもよく食べる。イカル、カワラヒワ、ホオジロ類との混群での行動や数十羽の群れで行動しているときもあるが、市街地では単独で見ることが多い。

2013年4月26日金曜日

カワラヒワ Carduelis sinica



 スズメ大でオリーブ褐色の鳥で、メスは少し淡い。尾は凹尾で、飛ぶと翼に幅の広い黄帯が目立つ。嘴は肉色で太くて短い。本県では、四季を通して平地から丘陵地にかけて普通に見られ、繁殖もしている。川原や農耕地、林、樹木の多い公園で、10羽前後の群れでいることが多い。地鳴きはキリリコロコロやコロコロと鳴き、繁殖期には樹の梢や電線でキリキリコロコロ、ジュイーンと囀る。川原や草地に生えるオオブタクサの実や他の草の実、ヒマワリの種、アキニレ、ケヤキなどの樹の実を食べる。
 神奈川県内では繁殖期において農耕地や川原の減少により都市部近郊において減少傾向にある。
(日本野鳥の会神奈川支部編 20世紀神奈川の鳥、神奈川の鳥2001-05より)


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