本県では四季を通じて観察できるが、秋から冬にかけての観察例が多い。成鳥は1~2羽で観察されている場合が多い。河川の近くでよく観察され、他には都市公園の池のそばや水田近くなど、やはり水辺のそばで見られる。
水辺でフライキャッチをして、虫を捕えたり、土を掘って虫を採ったりする。ハムシ、カワトンボ、ガガンボ、カゲロウ、クモなどの採食が記録されている。
チチン、チチンと鳴きながら飛ぶ。ハクセキレイに追い払われることが多く、逆に追い立てたのは、コシアカツバメやツバメが記録されている。ガラスなどに写る自分の姿に対して攻撃することもある。
神奈川県では、近年、河川改良に伴い、河川環境の変化による営巣環境の悪化、水生昆虫の減少などの理由で県東部で生息数の減少がみられるとして、繁殖期・減少種に区分された。
(日本野鳥の会神奈川支部編 神奈川の鳥2001-05より)
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