2013年12月2日月曜日

ミヤコドリ Haematopus ostralegus


  日本には数少ない冬鳥または旅鳥として渡来する。近県の千葉県船橋市三番瀬では、2006.12.03に136羽を越える群れが確認された(三番瀬を未来に残そうのホームページ)。三番瀬では、1992年以降、数を増やしながら越冬を続けている。
 
 本県では相模川河口・多摩川河口の干潟、鎌倉~片瀬海岸の砂浜、江ノ島、三浦市毘沙門海岸の岩礁、横須賀、葉山などに渡来した例があり、毘沙門海岸では1973~76年に連続して越冬した(矢田1974a)。近年では10月の秋の渡りの時期に観察されたのみである。
 鳴き声として、ミャー、ピューピューなどが記録された。間接頭掻きをする。2001年以降の渡来例は、猿島、江ノ島~鎌倉、照ヶ崎で毎年のようにどこかで記録されている。江ノ島では、ここ2・3年では3羽前後が越冬をしている。