2014年1月14日火曜日

セグロカモメ Larus argentatus

 ユーラシアから北米の亜寒帯や寒帯で広く繁殖する大型カモメ類。日本には主に冬鳥として渡来する。背中は淡い灰色で、初列風切が黒く、脚は肉色かピンク色をしている。本県では、主に9月から4月頃まで観察され、夏には少数の個体が残留することがある。港湾や大きな川の河口部で見られることが多く、他のカモメ類と混群をつくる。しばしば内陸部の川や貯水池、ダム湖などにも出現するが、単独か数羽の成鳥であることが多い。相模原市の相模川では冬季に単独の個体が頻繁に見られる。干潟や川でコイやボラのような大型の魚の死体を啄んでいるところがよく観察される。