2013年8月10日土曜日

オオソリハシシギ Limosa lapponica


 本州には旅鳥として渡来し、主に多摩川河口や相模川河口、平潟湾などの干潟で見ることが多く、内陸部の河川や湿地に渡来することはあまりない。

 泥の中に嘴を差し込み、ゴカイや小ガニ等を引っ張り出して食べている。採った獲物は水際まで運び、水洗いしてから食べることが多い。動作はゆっくりとしていて、他のシギなどとの争いはあまりなく、一緒に採食する姿を見る。飛び立つときにケッ、ケッと聞こえる声を発するが、あまり大きな声ではない。
 神奈川県では、渡来環境の減少、悪化などにより、観察例や渡来数が減少しているとして、非繁殖期・絶滅危惧Ⅱ類に区分された。

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