2013年8月5日月曜日

オグロシギ Limosa limosa

 本県には旅鳥として渡来し、春と秋に観察されるが、比較的秋に多く、主に幼鳥が観察されている。しかし、いずれにしても数は多くなく、多摩川河口の干潟や海老名の水田などで見られるだけである。
 干潟や湿地などではアオアシシギなどと一緒に採食していることがあり、長い嘴を泥の中に差し込み、ゴカイや水生昆虫を採食している。採食中や飛び立つとき等にキッキッと鋭い声をあげる。白い翼帯があり、翼を広げるとよくわかる。
 渡来環境の悪化等により観察例や渡来数が減少しているとして、非繁殖地・絶滅危惧Ⅱ類に区分された。


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