2013年10月7日月曜日

セイタカシギ Himantopus himantopus

 本県では以前は稀な旅鳥や冬鳥として飛来していたが、最近では多摩川河口などで、一年中観察されている。初記録は1977.10.16鶴見区大黒埋立地である(神奈川県立博物館1982)。相模川や酒匂川でも夏には河川や水田、休耕田などで毎年観察されている。
 東京湾の湿地での繁殖が観察されているため(環境自然保護局生物多様性センター2005)、本県での繁殖状況について今後注意してみていく必要があるだろう。
 他のシギと違い長い脚を生かして、深い場所での採食も可能で、水中から小魚やゴカイなどの水生生物を採って食べている。鳴き声はピヨピヨ・・・・と聞こえる。また、ゲゲッと濁った声を出し、威嚇することもある。長い脚を正座のように折り曲げて座り休息することもある。

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