2013年9月18日水曜日

トウネン Calidris ruficollis

 本県では春と秋の渡りの時期に観察されている。春に比べ秋の時期は、観察機会も多く、幼鳥を見ることが多い。海岸の砂浜では数10羽の大きな群れを見ることがある。内陸部の水田や河川に現れることもあり、1羽か数羽で中洲の石の間や水際を盛んにつついている。主に小型の甲殻類や水生昆虫などを採食している。地上でチリチリチリと細い声をあげながら動きまわる。
 神奈川県では、河口干潟などの減少や内陸部の河川の護岸工事等で採食する泥湿地が減少し、渡来数や渡来例が激減しているとして、非繁殖期絶滅危惧Ⅱ類に区分された。

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