2013年9月27日金曜日

ヒヨドリ Hypsipetes amaurotis


 
  本県では、全域で一年中観察され、繁殖もしている。4月と9~10月には、数十羽から数百羽の群れでの飛行がよく観察されており、留鳥性の個体のほか、旅鳥または冬鳥として渡来するものもあると推測されている。
 繁殖は、平野部の街路、民家、公園などで5~9月に観察されている。
 食物として、動物では、アブラゼミ、トカゲ、カマキリ、バッタ、ヒキガエル、ガ、ムカデ、モンシロチョウ、
 植物の実では、ヌルデ、ヘクソカズラ、クワ、ネズミモチ、ピラカンサ、ヤツデ、クロガネモチ、マンリョウ、ユズリハ、ヒサカキ、センダン、イイギリ、アオキ、ムラサキシキブ、ミズキ、エノキ、ヒメリンゴ、カラスザンショウ、キンカン、センリョウ、ミカン、カラスウリ、ハゼ、キハダ、キヅタ、タブ、
 花芽では、タチヤナギ、クコ、花びらではサザンカ、サクラ、キブシ、ナンテン、コブシ、アジサイ、ハクモクレン、ヤブツバキ、クサギ、レンギョウ、
 新芽では、ポプラ、ケヤキ、コナラ、ツルウメモドキ、シダレヤナギ、花蜜では、ツバキ、ウメ、モモ、
 葉では、ハマダイコン、ホウレンソウ、ブロッコリー、キャベツ、オオイヌノフグリ、ハクサイ、その他、牛脂、ポップコーンなどが記録されている。


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